クリスマスが近づきましたね。夜が一番長いという冬至の後にクリスマスが来るのは、よくしたものですね。クリスマスの準備をしながら、夜の長さがあまり気にならない、という感じ。
ところで、フランスでは、このトゥール市のあたり、昔風にトゥレーヌ地方といいます。
そして地元ラジオ局はフランス・ブルー・トゥレーヌ。中央市場の2階にあるんです。(フランス人は「ブルー」というのが好きですねえ。)
ここは、フランス革命をくぐった土地柄ですから、地元新聞はラ・ヌーヴェル・レピュブリック(新しい共和国)新聞といいます。
地元日仏協会で、私がしている日本の家庭料理教室。(ミミーは特に料理が大好きというわけではないけれど、お友達がたくさんできる、というモチベーションで始めたのですよ。)
その参加者を増やすために、先日、ラ・ヌーヴェル・レピュブリックの新聞記者を料理教室に招いて、記事を書いてもらったの。今度は、その記事を見たラジオ局の料理番組担当の人が、ラジオ局で話をしてくれと言う。
これ、ドキドキのダイレクト放送です。
30分の間、いろんな質問に答えて、自分の意見をだらだらと。、
郷土料理について。
「関東では、サムライから発展した食文化だから、濃い醤油をたくさん使って塩分を取ったんでしょう。だから汁の色が悪い。それに比べて、京都の公家文化の影響も受けた関西は、食材の調理ではおしょうゆは少しだけ使って、薄口醤油でとても繊細な味付けをするんだ。だから、東京でご飯食べて、これが和食だと思わないでね。」などと、話をすると、すごく喜んでた。
旨みについて。
「今、フランス料理の世界でも、塩味、辛味に加えて、『UMAMIウマミ』という言葉が定着しているのですよ。仏語に訳すと、まあ、Saveur(食材本来の味)という感じ。で、日本料理は、ウマミを大切にしているんだ。」とかなんとか。
私自身かなり遊べました。
一月には、私の料理教室のルポに来てくださるという約束になりました。日本の家庭料理だから、中華でもいい。メニューは、海老チリソースと、チマキにしましょう。
昨夜、やっとカーデガンが出来ました。クリスマスプレゼントの一つです。編み方説明の本が無かったので、いい加減に編んで、編み物のスピードも落ちていたのです。少し変な形になっちゃった。これは、2歳半の男の子用。金髪碧眼によく似合う色なのです。
パリの古いおうちが冬は寒いので、暖かいこと請け合い。
でも、手編みっていうのは、網目ごとに愛情がこもっているから、暖かいんだね。