この日は、シャンボール城のまん前に陣取って、王侯のピクニック!
実は、甥が新婚旅行でパリとベルギーに来て、うちまで足を伸ばしてくれたのです。建築家の彼は、シャンボール城をぜひ見たい、と言う。
複雑な屋根の造りや瓦の様子を自身の眼で見たかったようです。
シャンボールは我が家から車で南東に片道1時間半のところです。
この城は、16世紀、イタリア・ルネッサンスの影響を受けたフランソワ1世(プルミエ)が、ルネサンス様式を取り入れて、たくさんの大きな窓やテラスを取り入れて造った城。
これは住むためではなく狩猟のために建てさせたのですよ。当時ヨーロッパ最大の城を造り列強の君主に威力を見せつける城でした。
幅156m、高さ56m、77の階段、282の暖炉、部屋数426、もう桁外れにすごい。大きいながらも優雅なお城でしょう。
この城の中央階段は、階段を上がる人と降りる人が、すれ違うことがない、という有名な二重螺旋階段。フランソワ1世がイタリアからフランスに招いたレオナルド・ダ・ヴィンチが考案したらしい、といわれているものです。
ダ・ヴィンチは、そのままフランスに残ってクロ・リュッセの館で晩年3年を過ごして亡くなったこと、ご存知ですか?アンボワーズ城の礼拝堂の中にお墓があるのですよ。
帰路は、ワインカーブの前を通ったので、急遽、ドライブ休憩。2種類試飲をして、飲みやすいトゥーレーヌ・ワインを結局ワインを9本買っちゃった。セパージュはガメー。リゾットに合いそうです。