最近は、カルネ・ド・ヴォワヤージュ(スケッチ帳)というのがこちらでも人気です。京都の風景 フィリップ・ドロール作
日本との縁で知り合ったフィリップ・ドロールさんは、旅行スケッチで才能を発揮している水彩画家。彼は、広重の「東海道53次」に魅せられ、東京から京都まで、広重の絵の景色を求めてスクーターで、東海道をスケッチ旅行もしている人。これについては、私達の日仏協会で、講演会とか画展を計画中なので、その折、またご紹介しますね。
移動 露天蒸留酒製造装置 フィリップ・ドロール作
で、本題に。今回は、フィリップがリシュリュー村をスケッチした展示会があり,ヴェルニッサージュに行ってきました。
昨春から、よくこのリシュリュー村のあたりに滞在をして描いている、と言っていたのですが、早くも、画展にこぎつけたのです。リシュリュー村を皮切りに、県内、数箇所で順次開く移動画展だそう。
この移動展示会について、ちょっと説明しましょう。リシュリュー村のあたりは、県南にある寂びれた農村地帯。ここに滞在型バカンスの観光客をいかにして連れてくるか?
16の村々が、水彩画家フィリップ・ドロールに各村の特徴的な風景をスケッチするよう依頼。フィリップは、16の村で順次、水彩画の展示販売をする。田舎風景の絵を見た人たちが、この地を訪れたくなる、という具合。それがスケッチブックになって、いろいろなところで売られていました。
このリシュリュー村はすごく独特の村でおもしろいので、ちょっと長い説明をしなくっちゃ。(続く)