
講演会で、和太鼓の演奏
先週から猛烈に忙しかったのです。
まず、もう半年前から「人と歴史遺産」から依頼を受けていた講演をしたのですよ。「リセ甲南とサンシール市」というタイトルです。
ミミーは地元の日本人学校「リセ甲南」で長年勤務をしていたのですが、2013年3月に生徒減から閉校になりました。講演は、この学校と地元との間で行なわれた連携について話をするものでした。当日の聴衆は100人ぐらい。ミミーの結論は、もちろん、リセ甲南閉校後設立されたこの日仏協会への理解をしていただくことでした。
講演の前座には、日仏協会からM.Y.氏率いる和太鼓クラブの仏人メンバーが10人ほど応援に来てくれて演奏。ミミーは、紺がすりの着物と黄色の帯で雰囲気を出しましたよ。
ビデオ、写真の映写と共に講演の最後は、リセ甲南時代にホームステイを引き受けたファミリーの経験話や、20年関わった地元新聞記者の印象話も聞け、とてもいい雰囲気のうちに終了しました。
私は、ここ2-3ヶ月、この講演会が気にかかっていたので、責任完了でほっと一息ついたものでした。
展示会のヴェルニッサージュ
忙しかったというのも、同時進行で、日仏協会の会場で日本から3人のアーティストの方々の展示会を開催していたのです。これは、リセ甲南の元理事長のY.Y 氏の尽力で実現しました。氏は、現在、神戸日仏協会の会長をしておられる方です。
錫作家の馬渡喜穂氏、皮革作家の石田満美氏、書家の丸山茜葉氏の3人の作品を4日間にわたり地元の人たちに紹介をしました。これは数ヶ月間の準備を経て実現したもの。
日仏協会は、フランス人会員が主なのですが、皆嬉々としてお手伝いをしてくれ、とても楽しい展示会になりましたよ。特に、仏人会員の献身ぶりが日本からいらした皆さんの印象に残ったようです。
そして同時に、地元サンシールの市役所では、私たちの日仏協会と神戸日仏協会との提携覚書の調印式があったのですよ。この機会に、リセ甲南元校長と、リセ甲南同窓会で637人の卒業生をまとめる同窓会会長も日本から駆けつけてくださったのですよ。この同窓会から、私達の日仏協会に寄付がありました。
来年は、二協会の姉妹提携協定の調印が実現できそうで、最高です!