うちの南側のお隣さんのマダムは、年金で一人暮らし。クローデットといいます。ミミーは、留守がちの彼女の代わりによく鶏の卵を取りに行くと話しましたね。彼女はよく旅行をしたり、僻地に田舎家を買って一人で修復したりしている人、、、その義兄さんが一週間、クローデットの家に遊びに来ていました。ジャンというムッシュー。78歳です。
まず、クローデットのうちで9月に新しく改装した台所全体の壁紙を張ってくれたそう。平素、釣り船で体を鍛えているので、脚立に上ってスイスイと壁紙を張るそうですよ。
ジャンは、ブルターニュのサンマロの近くに住んで、海辺に小船を持っていて、海釣りをするのがパッション。健康的に漁師焼けしていますねえ。
ジャンが釣った魚は、冷凍して沢山クローデットのうちに持ってくるのだそうですが、、、それをご馳走してくれると言う。
改装が終わった台所のお披露目を兼ねて、私達を夕食に招待してくれました。ジャンがすべて海で採ってきた海の幸で料理をし、クローデットは、テーブルセッティングのみ。
まず、小エビのリエット(ペースト風)のカナッペ。サバのリエットは、レモン風味と、クミンというスパイス風味。これをパンにのせてデギュスタシオン。
それから、イカのグリル。オリーブオイルで香ばしく焼いています。このシンプルさがまたおいしい。
圧巻は、次に出てきたオマール(ロブスター)のグリル。大きな爪が食べごたえがありました。以上すべて、彼の海での獲物です。デザートは、チョコレートムース。すべてジャンの手作りでした。
よく話を聞くと、、、ジャンは毎年、冬は12月から3月まで、カリブ海にある海外県マルチニーク島に行って、毎日釣りをして大エビばかり食べているのだそうです!!! いつも同じ家を借りて小舟を置いていて、、、と、まあ、大金持ちのような感じがしますが、ソウでもないのです。
「冬の間、自分の家の暖房代がかからず、釣った魚を食べて、食費もかからない」とご機嫌です。今頃は、南海の小島で釣り糸を垂れていることでしょう。