こちらでは、クリスマスは家に家族が集まり、ツリーの下の贈り物を開けながら食事をして過ごし、大晦日は、友人たちとどこかの家に集まり食事をしながら新年の幕開けを祝って過ごす、というパターン。そのときのメニューでアントレは、フォワグラと生牡蠣。エスカルゴとか。
大晦日を過ごすため、ミシュリーヌのうちに出かけました。彼女は、黒のドレスアップでシック。彼は、それにマッチすべく背広。私たちは、セーターだったので、もう少しドレスアップすべきだったか、と後悔!
ミシュリーヌのうちにはカンカルの生牡蠣ブロンを持って行きアントレにし、メインはロッシーニ風の肉料理を作ってくれました。
彼もかなりのお料理上手です。
ところでロッシーニ風というのは、新鮮なフォワグラを素早くグリルして焼き汁と共に肉にかけるもの。これもコツがあって、冷たく冷やしたフォワグラを使わないと、焼いたときにフォワグラがすべて溶けて汁になってしまうとのこと。それでは、歯ごたえもなくなって悔しすぎる。
ミシュリーヌのうちに、また珍しい置物があって写真を撮りました。テーブルの上に見えますか?(去年のクリスマスは同種でも錫製のものでした。)
今回はドイツ製の木造りで下の6本の蝋燭を点けると、上の木羽根がくるくると回ります。クリスマスにふさわしく、中の小さなお人形がキリスト生誕のときに訪れて拝んだ、といわれる有名なロワ・マージュ(東方三博士)で、木羽根に合わせてゆっくりと回ります。とても夢があって、素敵でした。アートとして楽しめる。
このような季節感のある玩具兼置物が、家の財産になって親子代々受け継がれていくのですね。ヨーロッパの伝統の深さを感じた置物でした。
日本のお雛様や五月人形も、すごい伝統ですよね。アイデンティティーは大切にしたいですね。